2014年2月2日日曜日

日本青年とキューバ娘の100年前の恋を綴る本が登場

この2月開かれるハバナ国際書籍見本市に、『サンティアゴ・デ・クーバの一人の日本人 ある恋の物語』という本が登場する。

1913年に日本人一行がサンティアゴを訪れた。千葉県出身のフジシロ・ケンニチ(20)は病気にかかり、入院する。フジシロ青年は後で仲間たちと合流することにしていた。

ところが看護師アントニア・ムステリエルと恋に落ちてしまった。青年はサンティゴに留まることを決め、やがて二人は結婚する。

この本を書いたのは、孫に当たる歴史家リディア・サンチェス=フジシロ教授。子孫らは苦労して日本のフジシロ家の系譜を突き止め、以来、交流してきた、という。

今年は支倉常長がローマに赴く途上、スペイン植民地だったクーバに立ち寄った400周年。日本とクーバでさまざまな文化行事が催されるが、この本の出版もその一環と位置付けられている。
昨年は、フジシロ一世のサンティアゴ到着100周年だった。


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